ドイツ品質システム認証株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 山中健行)は株式会社VTSタッチセンサー様(本社:滋賀県東近江市、代表取締役社長 大友 純一様)に対し、IATF 16949:2016を認証しました。2024年7月2日、認証授与式をDQSの東京本社にて執り行いました。

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登録証授与式

(写真右)株式会社VTSタッチセンサー(VTS-Touchsensor Co.,Ltd.) 代表取締役社長 大友純一様

(写真左)弊社 DQS ドイツ品質システム認証株式会社 代表取締役社長 山中健行

株式会社VTSタッチセンサーは、車載ビジネスへの参入を目指し、IATF16949認証を取得しました。この度は、代表取締役社長の大友 純一氏にインタビューさせていただきました。今回は認証取得の背景や苦労、成功の要因などについてお話を伺います。

今回の認証取得のきっかけ、背景:

当社は2018年の発足以降、車載ビジネスへの参入を目標に掲げ事業を活動して参りました。

顧客からもIATF16949の認証取得の強い要求があり、親会社(VIA optronics)からの推薦もあってDQS様へ認証審査をお願いさせて頂く事となりました。

当社は現在、コンシューマー用途製品の製造が大半を占め、活動拠点が日本、台湾、中国にあるため、どうやって認証範囲を最適化し且つ最短期間で取得できるか頭を悩ませておりましたが、

DQS様に当社の現状と希望を説明したところ、丁寧にヒアリングをしていただき、認証取得までの道筋を付けて頂けたので、DQS様に安心して任せる事ができました。

 

認証の構築を進めるにあたって苦労した点、課題、社内の反応:

当社内では、以前からIATF16949の規格要求事項に沿ったQMSを構築し内部監査やマネジメントレビューも実施しておりましたが、受審決定から審査までの準備期間が3か月と短期間での準備に追われました。

事前の準備から審査の不適合の是正など、全てが初めての経験でしたので、休日返上で対応するなど、大変、苦労しましたが、学ぶこともたくさんございました。

FMEAやコントロールプランの作成、運用方法やSPC、MSAの整備など、これまでに以上に理解を深める事ができました。

今回の審査を通して当社のQMSの足りない部分を審査を通じてご指摘いただき、改善をすることにより、さらにレベルアップに取り組んで参りたいと思います。

 

認証構築を進めるにあたって工夫した点、成功に導けた要因等:

当社の全部門が協力してISO/IATF、QMSの維持、レベルアップに取り組んできたことが今回の認証取得に繋がったと考えます。

特に製造部門のQMSに取り組む姿勢は非常に積極的で、成功に大きく貢献したのではないかと思います。

 

DQSの審査の印象と感想、またDQSを選んでいただいた理由:

DQSの審査員は審査に対して非常に熱心で前向きな姿勢が感じられました。

審査の前に当社から送付させて頂いた様々な資料にもくまなく目を通され、疑義点を解決されてから審査に臨まれており計画通りの円滑な審査を行われておりました。

また、単に不適合を指摘されるだけでなく、当社に「なぜ不適合になったのか」を深堀して考えるようご指導頂けたのが好印象でした。

 

IATF16949 認証取得を通じた、今後のご活用方法、抱負、達成したい目標:

今回のIATF16949の認証取得は、当社にとって大きな喜びです。

今後もQMSレベルアップとともに、国内外の車載メーカーへ積極的な拡販活動を展開しビジネスと売上の拡大に活かして参ります。

<VTSタッチセンサー 会社案内>

VTSタッチセンサーは銅センサーのパイオニアとして、メタルメッシュタッチパネル市場の黎明期より、お客様のニーズに応え微細化、薄型化など様々な開発を行い、既に多くのパソコン、産業機器の静電容量タッチパネルのセンサーとして採用されご好評を頂いております。
今後は、自動車などの電子化によるヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)が普及し、タッチセンサーがさらに重要な役割を担うと見込まれます。 銅センサーはその特徴である低抵抗値、柔軟性の訴求、また設計自由度を活かしコンシューマー市場はもとより、車載用、産業機器向けに技術開発を強化し、さらなる発展を目指してまいります。

https://vts-touchsensor.com/ja/japanese

 本社:滋賀県東近江市

 設立:2018年4月

 資本金:1億円

 工場:滋賀本社工場、幸手工場、日野設計事務所、台湾営業所

 事業内容:銅センサーの設計、技術開発、製造(ロールtoロール)、品質保証

 株主構成:VIA optronics GmbH (65%), TOPPAN株式会社(35%)